Appleが米国時間9月9日に開催するiPod関連のイベントで何を発表するのかうわさが出回っているが、「iTunes」の最新版というあたらしい候補が浮上した。
Appleが最新の「iPod nano」デザインを披露すると予想するDigg創設者のKevin Rose氏は3日、匿名の情報筋からの話として、同イベントでAppleは「iTunes 8」を発表する計画だと述べている。「iTunes 8には、自分のライブラリから最適なプレイリストを作成する『Genius』という機能が加わる。Geniusはまた、ユーザーがまだ所有していない楽曲を『iTunes Store』のなかから『おすすめ』として表示するGeniusサイドバーという機能もある」とRose氏は情報筋の話を引用している。
Geniusがどのように機能するのか個人的に興味深い。ジャンルなのか、テンポなのか。ユーザーが好きそうなアーティストを探すのか。
たとえば、Biggie(Smalls)とTupac(Shakur)の楽曲はともにラップ音楽なので、同じプレイリストに入るのだろうか。それとも、Biggieの楽曲は同じニューヨーク出身のVelvet Undergroundと一緒に分類されるのだろうか。Britney(Spears)とChristina(Aguilera)は同じ分類になるのか。Pink FloydとThe Grateful Deadはどう分類されるのか。
Geniusという名称も気になるところだ。Appleはすでに、小売店の顧客サービス担当部門にGeniusという名称を使っている。それはさておき、自分でプレイリストを作成する楽しみが半減するとしても、このような機能は便利だろう。
Rose氏はこのほかにも、ライブラリをグリッド表示したり、iTunes StoreからHD画質のテレビ番組をダウンロード可能になったり、「新しい音楽ビジュアライザ」などの新機能がiTunes 8で登場するだろうと報告している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」