米運輸保安局(TSA)は米国時間8月15日、空港での新しいセキュリティチェック手順を発表した。利用者は飲み物の持ち込みを禁止され、靴を脱ぎ、いくつかの時間がかかりそうなセキュリティチェックを受けなければならないが、全員がノートPCをバッグから取り出す必要はなくなりそうだ。
米国の空港を利用する旅行客は16日以降、「検査にやさしい」とみなされたバッグを利用している場合、ノートPCを取り出す必要はなくなった。このカテゴリには、2つに広げられるバタフライ型、三つ折型、スリーブ型の3種類のかばんが該当する。TSAは新規制を導入するにあたり、バッグ製造業者に対し、X線検査でノートPCの画像をさえぎらないようなバッグを設計させている。
TSAが発表した新ガイドラインは、「セキュリティプロセスを合理化し、ノートPCの保護を改善する」ことが目的という。だが、「検査にやさしい」バッグを利用していても、ノートPCを取り出すよう要求する場合もあるとして注意している。「ランダムにスクリーニングするという方針に基づき、TSAはあらゆるバッグやノートPCの再スクリーニングを要求する権利を有する」とTSAは説明している。市場で販売されているバッグの中にはノートPCのスキャンを妨害しないものもあるが、「現在販売されているノートPCケースの多くはくっきりしたX線画像を表示できず、ノートPCが入っている場合X線を通過できない」という。
「検査にやさしい」バッグを所有する利用者も、「ノートPCを入れる部分に、他になにも入っていないことを確認するため、(バッグを)完全に広げた状態で」X線検査装置の中に通さなければならない、とTSAは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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