筆者はこの記事(原文)を「Mac OS X Leopard 10.5.2」を搭載したPsystarの「Open Computer」で執筆している。
Open Computerは米国時間5月7日に到着した。筆者は8日の午前中に少しの時間をかけて設定した。当面の計画は、このコンピュータを約1週間(少なくともオフィスにいる間は)筆者のメインの仕事用システムとして使ってその動作の具合を確かめることである。詳細なレビューについては、CNET Reviewの同僚であるRich Brown氏の記事を参照してほしいが、筆者は早い段階でいくつか断片的なことに気づいた。
1つには、以前のレポートから筆者が予期していたよりもはるかにファンが静かだったことだ。筆者が先週PsystarのヘッドであるRudy Pedraza氏に電話をかけてPsystarの潜在的な法的問題について書いた筆者の記事についてコメントを求めたとき、Pedraza氏はOpen Computerの最新の出荷分には新しいファンが搭載されていると述べた。筆者は午前中いっぱい、キーボードの隣でこのシステムを稼働したが、ファンの騒音はそれほどひどくはなかった。
しかし、CD-ROMドライブの騒音はひどいものだった。CDを「iTunes」にインポートしたときには、飛行機が離陸するような音がしたので思わず頭をかがめてしまったほどだ。
Appleメニューの「About This Mac」セクションを開くと、「Mac OS X 10.5.2」が動作していると書いてある。しかし、Open Computerに付属している「Leopard」のディスクには「Mac OS X 10.5.1」というラベルが付いている。このCDを同僚のDaniel Terdiman氏の「MacBook Pro」で試してみたところ、Leopardにアップグレードするオプションが出てきたが、筆者は不用意にTerdiman氏のコンピュータを壊してしまうことは避けた。われわれはこのディスクを使用して「Tiger」ベースのMacのアップグレードを試みていないが、もしうまくいったら読者に報告しよう。
筆者が普段「ThinkPad」で使用しているDell USBキーボードでいくつかキーをたたいてみるとシステムはきちんとキーボードを認識した。しかし、Windows用のキーボードを使ってMac OS上でコピー&ペーストするときにはWindowsのキーバインドを使用しなければならないのだが、いつも忘れてしまう。筆者のMacでは、Ctrlキーの代わりにAppleキーを使うことを決して忘れないのだが、Open Computerではそれをなかなか覚えられない。
Open ComputerにはLeopardディスクと取り扱い説明書、Intelの「Core 2 Duo」プロセッサの説明書、技嘉科技(ギガバイト)のGA-G31M-S2Lマザーボードの説明書が付属している。しかし、Open Computerの設定方法や使用方法を説明する文書は付属していない。設定方法はそれほど難しいものではないが、それでも「Open Computerへようこそ」と書かれた1〜2ページの説明書のようなものが入っていても悪くないのではないか。
いずれにしても、Open Computerを2〜3時間実験的に使用してみたところ、何ら問題となる点は見つからなかった。これはすでにわかっていたことだがSoftware Update機能はPsystarによって工場出荷時に無効にされていたので、筆者は永遠に10.5.2を使い続けることになる。これは筆者が使ってみた中で最もすばらしいマシンというわけではないが、とりあえずは使える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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