MacBook Airに対抗か--薄型のNetbook、IDFで登場

文:Brooke Crothers(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年04月07日 15時04分

 上海のIntel Developer Forum(IDF)の基調講演で、MacBook Airのような極薄Netbookが披露された。この安価なLinuxノートパソコンは貧しき者のMacBook Airになれるだろうか?

 これまでに公開された写真のほとんどでは、来るべきNetbookシリーズは平凡なデザインの、児童生徒などの利用を想定した安価で実用なノートパソコンを目指しているように見えた。しかし、魅力的で極薄のデザインのものも登場しそうだ。

画像の説明

 Intelモビリティグループのエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるDadi Perlmutter氏はIDFの基調講演で極薄のNetbookを聴衆に向けて振りかざしながら、次のように紹介した。「このNetbookではLinuxが動いているが、ご覧のように、貧相なデザインではない。実に格好よくスタイリッシュだ」

 Netbookシリーズの典型的なスペックを考えると(小さなEee PCが最も近い)、これが超携帯型極薄ノートパソコンであっても不思議ではない。

  • 低消費電力のAtomプロセッサ:消費電力はわずか0.65W。MacBook Airに搭載されているCore 2 DuoチップのTDP(熱設計電力)20Wよりはるかに少ない。それだけ放熱が少ないのだ。
  • フラッシュメモリドライブ:Eee PCやIntel Classmateと同様、典型的には、ハードディスクドライブの代わりにフラッシュメモリドライブを搭載する。これも省電力と省スペースに有利だ。(ハードドライブを搭載する2goなど例外もある)
  • 光ディスクドライブなし:典型的には、光ディスクドライブを搭載しない。省電力と低コスト化のためだ。
  • 小型ディスプレイ:7〜9インチ型の小型で消費電力の少ないディスプレイを使用。

 NetbookにはMacBook Airのような本格的なノートパソコンほどの装備はないが、その代わり3000ドルも支払う必要はない。価格はそれよりも大幅に安くなるようだが、現時点では不確かだ。

 Intelが考えているNetbookのターゲットは2つある。開発途上国では初めてパソコンを購買する層。先進国では追加のパソコンを求める人たちの市場だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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