「iPhone」を購入したのに異性にあまりもてないと嘆いているあなた、あきらめるのはまだ早い。AppleInsiderがAppleの複数の特許申請について伝えている。そこから推測すると、Appleはフィットネスエクササイズを記録および管理するための新しい「デジタルライフ」製品の開発に取り組んでいるようだ。
今回のAppleの動きは、間もなく開始されるGoogleの健康に関するイニシアチブと競合する存在になる可能性がある。Appleが申請している特許に関するスクリーンショットでは、ユーザーは許可した医師と自身の健康情報を共有することが示されている。
今回の特許申請は米国時間3月27日に提出された。
この新製品はソフトウェアのようだ。動作にはPC(報道によるとMacとWindowsの両方に対応)およびAppleの「iPod Touch」か「iPhone」のいずれかが必要となるかもしれない。このデスクトップベースのソフトウェアでは、ユーザーはまず始めに健康および生活習慣全般、トレーニングの目標、好みに関する質問に回答するよう求められ、ソフトウェアはそれを基にトレーニング計画を策定するのだろう。このトレーニング計画は携帯電話と同期させてジムで使用することができるようだ。
さらに、今回の申請から、Appleが2006年にリリースした「Nike + iPod」アドオンのような新しいハードウェアコンポーネントの存在が示唆されている。この製品ではNike + iPodと同様に、ユーザーは友人とトレーニングを競い合い、ポイントシステムに基づくランキングを記録することができるようだ。
この商品がヒットした場合、プライバシーに対する意識が高い人たちは過敏に反応するかもしれない。AppleInsiderによると、このソフトウェアの質問には、職業や信仰、身分、所得水準、家族構成をはじめ、通常Facebookのプロフィールで公開される情報をはるかに超えるレベルの質問が含まれるという。Appleは、多数のユーザーに関する膨大な情報を手にする可能性があるということだ。それこそ、ユーザーが自分自身を太っていると感じているかどうか、ということについてまでだ。
利点としては、Appleはこのソフトウェアによって、多くの不健康そうなコンピュータギークたちをジムに通わせたくましくすることができるかもしれない、ということだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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