シード・プランニングは3月21日、携帯デジタルプレーヤーに関する市場動向調査を実施、結果を「2008年版携帯デジタルプレーヤーの動画対応とメーカー戦略」にまとめたと発表した。
レポートによると、2007年の国内携帯デジタルプレーヤー市場を出荷台数でみ ると、動画対応が前年より約200万台増加の約300万台となったものの、動画非対応が 大幅に減少し全体では620万台と減少した。今後は動画対応が市場を牽引し、2015年 には動画対応が500万台を突破し、全体で750万台に達する見通し。
さらに、携帯デジタルプレーヤーの出荷数のうち動画対応の占める割合をみる と、2006年は17%、2007年には48%まで増加し、2015年には60%以上と予測してい る。ただし、音楽再生に特化した製品の需要が根強いことから、3分の1は動画非対 応のままと見られる。ストレージ別ではHDD型の95%、メモリー型の39%が動画対応 製品となっている。
国内の動画対応携帯デジタルプレーヤーのシェアをみると、アップルが最も多 く、全体の半数以上を占める。次いでソニー、東芝と続く。
調査は2007年11月〜2008年1月、携帯デジタルプレーヤーメーカー10社、海外動 向関連企業2社、配信関連企業4社を対象に訪問調査およびオープンデータを元にした もの。
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