Adobeは3月にグラフィック開発ソフトの新バージョンである「Director 11」をリリースする。進化した3Dイメージングによってゲーム開発者を引きつけたい考えだ。
Adobeは米国時間2月19日にサンフランシスコで開催されるゲーム開発者向けカンファレンスGame Developers Conference(GDC)でDirectorの最新機能について詳しく説明すると見られている。
Director 11はゲーム開発のほかにグラフィックを豊富に使用したプレゼンテーションの作成や教材アプリケーションの開発に使用される。3Dグラフィックを描画するためにShockwaveプラグインを使用する。
Directorの最新バージョンでは「Ageia PhysX」を使用した物理エンジン(物理シミュレーション機能)が搭載され、新しいグラフィックスカードを有効に活用できる「DirectX 9」もサポートする。
デザイナーはレーシングゲームの自動車の衝突シーンなど、よりリアルな3D画像が作成できるようになると、Adobeのシニア・プロダクト・マーケティング・マネージャーであるRick Jones氏は述べる。「Flash Player 9」を搭載したことによって、ゲームメニューなどにアニメーションや滑らかなグラフィックスを入れることが可能になる。
3月にリリースされるAdobe Director 11の価格は999ドル(現行バージョンは1199ドル)になる予定だ。アップグレード版は299ドル、新しいスチューデント版は99ドルで購入できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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