ソニーは11月7日、楽器演奏や自然音などの高音質録音に最適な、リニアPCMレコーダー「PCM-D50」を、11月21日より発売すると発表した。価格はオープンだが予想実勢価格は6万円前後の見込みだ。
録音時に音を圧縮せず、純粋な音のまま録れるリニアPCM(非圧縮デジタル音声)方式を採用。レコーディングスタジオのスタンダードフォーマットとして使用されている96kHz 24ビットでの録音が可能で、DAT(48kHz 16ビット)や音楽CD(44.1kHz 16ビット)を超える密度の高い音質での録音を実現した。
また、PCM-D50の筐体に合わせてチューニングを行った、出力感度約-35.0dB/Pa 1kHzの高感度エレクトレットコンデンサーマイクロホンを内蔵。周波数特性に優れ、中低音域が豊かで伸びのある音質での録音を可能とした。マイクの左右の角度は可動式で、音源からの距離や録音する内容に合わせて、集音範囲の異なる2つのポジションから選択できる。
さらに、堅牢な筐体でありながら365gの軽量化を実現し、大容量4Gバイトフラッシュメモリの内蔵と、単3形アルカリ乾電池4本で約24時間の長時間録音を可能としたスタミナ設計が施されている。
再生フォーマットには、 WAV(リニアPCMによる録音フォーマット)に加えてMP3にも対応。周波数特性に優れた高性能ヘッドフォンアンプを搭載し、高音質な音楽プレーヤーとしても活用可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス