キヤノンは8月1日、最長約15時間のハイビジョン映像を記録可能な40GBのHDDを内蔵したデジタルビデオカメラ「iVIS HG10」を9月上旬に発売すると発表 した。記録媒体にHDDを採用したビデオカメラは同社初。価格はオープンで、 実勢価格は14万円前後の見込み。
AVCHD規格に対応した新開発のコーデックと、1920×1080画素のフルハイビ ジョン映像の高速読み出しが可能な動画用CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」を搭載したHDDビデオカメラ。内蔵HDDに動画を記録できるほか、miniSDカー ドに16:9モード選択時には約2メガ、4:3モード選択時には約3.1メガの静止 画をJPEG方式で記録することもできる。
動画の画質モードは、HXP(約15Mbps)、XP(約9Mbps)、SP(約7Mbps)、LP(約5Mbps)の4種類で、LPモードの場合で最長約15時間のハイビジョン映像 を記録可能。付属のバッテリーパック「BP-2L13」装着時、標準画質のSPモー ドで実撮影時間65分の長時間撮影も実現した。
撮影レンズには光学10倍のズーム撮影が可能で、高い解像力と光学式手ブレ 補正機能を備えた「キヤノン HD ビデオレンズ」を採用。最低被写体照度3ル クスの高感度撮影にも対応する。このほか、映画のような映像表現を楽しめる 「シネマエフェクト」など、多彩な撮影・再生機能を装備した。
操作面では、液晶画面を見ながら、ホイール状のリングと十字ボタンを使っ て直感的な操作が行える「クイックセレクトリング」を新たに搭載。AVCHD方 式で記録した映像のパソコンへの保存や、動画の編集・再生が可能なソフトも 付属する。本体サイズは幅81×高さ75×奥行き129mm、重さは505g。
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