三洋電機は、設置距離8cmで80インチの大画面を投映できる超・短焦点プロジェクター「LP-XL50」(以下XL50)を12月21日より発売すると発表した。価格は60万円前後となる見込み。
LP-XL50は、2006年10月に発売された「LP-XL40」(以下XL40)の後継機種となる。XL40では、約1mの設置距離で80インチの投映が可能であり、大幅な短焦点化が実現したことが特長だ。
通常のデータプロジェクターは、設置距離に2.5m前後が必要となりプロジェクターを使用する際は、ある程度のスペースを確保する必要があった。今回のXL50は、“壁ぴったり大画面”というキャッチフレーズの下、レンズ、非球面ミラー、高輝度光学エンジンの開発により、超・短焦点プロジェクターを実現した。
8cmで80インチという短焦点のほか、縦置き横置き可能という独自の筐体デザインをいかして、設置スタイルも多様化されている。
従来までの卓上、天吊り設置に加え、床上/下、机上/下などにも設置が可能。床上設置では、床面に直接投映することもできる。また、机やスクリーンへのリア投映も行えるなど、大画面の視聴スタイルは大幅に拡大されそうだ。
三洋電機では、教育現場への導入を積極的に行っていくとし、2008年以降を目処にホームシアタープロジェクターとしての活用も視野に入れているとした。
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