ゲーム関連ブログJoystiqによると、「PLAYSTATION 3(PS3)」のローエンドモデルについて、ソニーが販売終了を計画しているという。20Gバイトバージョンが北米の小売店向けに出荷されることはないとソニーが述べていると、同ブログでは伝えている。
PS3は2006年11月に大々的に発表され、価格は20Gバイトモデルが499ドル、60Gバイトモデルは599ドルだった。20Gバイトモデルでは100ドルの値引きが実施されたがあまり好評とはならず、Sony AmericaのDave Karraker氏は、ローエンドモデルに比べて60GバイトPS3は9対1の割合でよく売れていると述べていた。
また、ローエンドモデルの販売終了により、600ドルより安くPS3を入手することも難しくなる。
3月にはBest Buyの注文書で20GバイトPS3が「販売終了」と記載されていたことから、今回のニュースに対する反響はさほど大きくはない。
追記
20Gバイト版をやめるにはそれなりの理由があることがわかった。20Gバイト版は公式に終了する。「北米における販売店の需要をみると、90%が60Gバイト版だった。このため、需要に応じた生産、出荷をすることにした」とSony Computer Entertainment AmericaのPRシニアディレクターであるDave Karraker氏は述べている。
「販売店、消費者の両者からの圧倒的な需要が60Gバイト版にはある。このため、北米では20Gバイト版の提供を中止した」
「販売店と消費者からのフィードバックを受けて、より人気のある60Gバイト版に注力することを決めた」とKarraker氏はGameSpotの取材に対して語っている。
北米で20Gバイト版のPS3が終了するということは、欧州や豪州などでの販売についても疑問符がつくことになる。現在、これらの地域では60Gバイト版のみ売られている。廉価版となる20Gバイト版は「今夏」のどこかで登場するとみられていたが、具体的な日程は決まっていない。
「20Gバイト版の需要については消費者、販売店双方の観点からひきつづき注視し、欧州での販売計画の参考にする」とSony Computer Entertainment Europeの広報担当者はGameSpot UKの取材に対して語った。なお、日本では20Gバイト版、60Gバイト版の両方が入手可能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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