NTTドコモグループは3月19日より、セキュリティ機能を強化した法人向け端末「F903iBSC」を販売する。
すでに販売されているF903iをベースに、企業内利用で不要な機能を制限している。具体的には情報漏洩対策として、カメラ撮影や外部メモリへのデータ保存、赤外線通信、おサイフケータイの利用、USB経由でのデータ通信などができないようにした。また、電話帳への登録件数を101件に制限している。
ドコモの専用窓口に電話すると電話帳、メール、スケジューラ、データBOX、発着信履歴、画面メモなどのデータを遠隔操作で初期化でき、本体を紛失した場合の情報流出を防げる。
このほか、iアプリをプリインストールせず、ミュージックプレーヤー機能を搭載していないなど、業務外でエンターテインメント機能を利用しないような設計とした。
また、指紋のみで認証が可能な指紋認証や「パスワードマネージャー」や、閉じるだけでロックがかけられる開閉ロックなどのセキュリティも備える。
販売は全国のドコモ法人営業部門が手がけ、個人向けの販売は予定していない。主なスペックは以下の通りとなっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」