アドビシステムズは1月30日、画像処理ソフト「ADOBE PHOTOSHOP LIGHTROOM」の日本語版を3月23日から提供すると発表した。大量のデジタル画像の読み込み、選択、現像、公開といった流れを効率的に行える。店頭のほか、同社のオンラインショップ「アドビストア」でも取り扱う。
正式版ではベータ版からさらに機能が強化されており、スライドショー、プリントなどのモジュールが改良されている。加えて、それらを補完するライブラリモジュールと現像モジュールにも大幅な変更が追加されている。
ライブラリモジュールは、検索パネルを使えば、大量の写真からお気に入りの1枚を選び出すこともできるほか、写真の読み込みダイアログもファイルの取り扱いが柔軟になり、効率的にファイル名の変更、フォルダへの配置先、非破壊画像処理としての現像設定などが自動的に行えるようになっている。
現像モジュールでは、一連の編集作業をヒストリーパネルで記録し、スナップショットパネルで写真の編集状態を保存できるため、簡単に各写真の異なるバージョンを表示し、最適な画像を選ぶことができる。
最新のAdobe Camera Raw技術を採用しており、JPEG、TIFF以外にRAWファイルについても140種以上のネイティブフォーマットをサポートしている。読み込んだファイルのDigital Negative(DNG)フォーマットへの変換も可能なため、将来的にもRAWファイルを確実に読み取ることができる。
価格はパッケージ版で3万3600円だが、7月5日までは提供開始記念キャンペーン版として2万3100円で販売される。ダウンロード版は通常価格が3万2000円、キャンペーン版が2万2000円となっている。
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