シャープとシャープヨーロッパ研究所は9月27日、液晶ディスプレイの視野角を制御することで3方向に異なる情報を同時表示する「トリプルビュー液晶」を開発したと発表した。
トリプルビュー液晶は、左、中央、右の3方向から同一ディスプレイを見た場合に、表示されている内容が異なるという特性を持っている。これは視野角制御技術によって一般的なTFT液晶上に設けた「視差バリア」に独自の工夫を施すことで実現している。
同社はすでに、視野角制御術の利用により左右から違うものを見ることができる「デュアルビュー液晶」や、覗き見を防止できる「ベールビュー液晶」などを2005年に発表している。
同社ではこの技術を、カーナビゲーションシステムで運転席と助手席、後部席で見られるコンテンツに変化をつけることや、通行者の方向に合わせて情報を提供する看板などに利用することができるとしている。
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