パーソナルメディアは9月20日、Windows上でアプリケーションとして稼働する「超漢字V」を10月27日に発売すると発表した。
超漢字は、TORONプロジェクトの成果のひとつとして開発された日本製OS。人名用異字体や旧字体などを含む18万漢字を扱えることが最大の特徴で、人名を正確に表記した顧客名簿の作成や蔵書管理、アジア諸国の文献データベース化、国文学研究などに活用されている。
本体にはワープロ、図形編集、表計算、カード型データベース、ブラウザ、メーラーといった一般的に必要となるアプリケーションが標準添付されており、操作のために必要な用語にも日本語が多く使われている。
発表された超漢字Vは、Windows上でアプリケーションとして稼働する。超漢字本体のほぼ全ての機能が利用可能で、日本語JIS規格で定められた漢字やUnicode2.0範囲内の漢字や文字を対象としてWindows上と超漢字Vのウィンドウ内で文字列のカット&ペーストが可能となる。
超漢字Vは、その中で文書作成などを行う以外に、異字体などを対象とした辞書として活用可能だという。また、Windowsとの間でファイルの交換ができる共有フォルダ参照機能や、超漢字Vで作成した文書をWindowsのプリンタドライバを利用して印刷する機能などが盛り込まれている。
価格は1万8900円。既存ユーザーを対象に優待価格が設定されるほか、別売アプリケーションとのセット商品などが用意される予定だ。
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