有限責任中間法人のMozilla Japanは8月30日、ISP経由でメールソフト「Mozilla Thunderbird」を利用できる機能拡張の提供を開始した。
Thunderbirdの機能拡張版は、ISPに接続するための送受信サーバーやポート番号といった情報があらかじめ設定されている。このため、ユーザーは氏名など最小限の情報を入力するだけで利用を開始できる。
機能拡張を活かしたカスタマイズ製品の第1弾として、大手ISPのインターネットイニシアティブ(IIJ)からユーザー向けに「IIJ カスタマイズ版 Thunderbird」が無料配布される。対象ユーザーは、IIJ4Uユーザー、IIJmioセーフティメールサービス、IIJmioパーソナルドメインサービスのユーザーとなる。
IIJカスタマイズ版では、送受信サーバー情報、ユーザー認証時のユーザー名、ポート番号と暗号化方法があらかじめ設定されている。
Mozilla Japanでは、Thunderbirdのほか、ブラウザの「Firefox」も拡張機能が可能で、ISPや法人向けにカスタマイズできるとして、今後もカスタマイズ製品の提供を通し、日本におけるMozilla製品および関連技術のさらなる普及を狙うとしている。
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