最終更新時刻:2008年10月10日(金) 23時50分

モバイルチャンネル

KDDI、携帯電話端末のプラットフォームを共通化--開発期間を短縮へ

吉澤亨史

2006/07/19 21:31  

 KDDIは7月19日、Qualcommの業務提携により、携帯電話の基本ソフトウェアを一元的に開発し、携帯電話メーカー間での一層の共通化を図る統合プラットフォームを構築していくと発表した。

 KDDIではこれまでも、au携帯電話の開発においてブラウザ、メーラーをはじめとするモバイルインターネット向けの基本アプリケーションを共通化していた。具体的には、QualcommのMSMチップセットとBREWをベースにしたアプリケーションの共通化プラットフォーム「KDDI Common Platform(KCP)」を構築し、端末のソフトウェアの共通化を図ってきた。

 今回新たに構築する統合プラットフォームでは、基本アプリケーションだけでなく、OSやミドルウェアを含めた携帯電話におけるソフトウェアのほぼ全域にまで共通化の範囲を拡大する。KDDIが統合プラットフォームとして携帯電話メーカーに提供することにより、携帯電話の開発におけるコストダウン、開発期間の短縮が実現できるとしている。

 また、携帯電話メーカーはこのプラットフォームを導入することにより、携帯電話の開発資源をデザイン、ユーザーインターフェース、実装デバイスといった個々の携帯電話の差別化につながる要素に注力できるようになる。

 この新しい統合プラットフォームではQualcommが開発したワンチップLSI「MSM7500」を採用し、最新の無線通信方式である「EV-DO Rev.A」への対応を加速化するとともに、マルチメディア機能の一層の強化を図っていく。

 なお、このプラットフォームの構築においては、Qualcommとの提携に基づき、KDDIと三洋電機東芝が共同で開発を行い、KDDIが新規開発メーカーを含む携帯電話メーカーにプラットフォームを提供していく。

060719_kddi_plat.gif 現在の「KDDI Common Platform(KCP)」(左)と新しい携帯電話統合プラットフォーム(右)の比較。デバイスやユーザーインターフェース以外はすべて共通化する

新着記事

モバイルチャンネル セレクション

ケータイが2つに分離?ドコモが提示する未来の端末を動画でチェック
NTTドコモは幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2008において、ディスプレイ部分と操作キー部分が分離するユニークな未来の携帯電話端末を参考展示している。その様子を動画で紹介する。
グーグルのワイヤレス構想--特許申請で判明したその「オープン度」
初の「Android」搭載携帯を発表し終えたグーグルが、ある特許申請書を米特許商標庁に提出した。この書類から同社のワイヤレスネットワーク構想を読み取ることができる。
「T-Mobile G1」は中身で勝負--初の「Android」携帯が持つ可能性
米国時間9月23日に発表されたGoogleの「Android」を搭載した携帯は、外観はほかの携帯電話と大差はないが、これまでの携帯電話にはないユーザーエクスペリエンスを提供するソフトウェアが搭載されている。

モバイルチャンネル コラム

■モバイルインターネット業界の基礎知識

電子書籍、デコメ、着せ替えツール--なぜ今このモバイルコンテンツが伸びているのか
近年急成長を遂げたモバイルコンテンツ市場といえば、電子書籍やデコメール、最近ではメニュー等の着せ替えコンテンツだ。なぜこれらのコンテンツが今、伸びているのだろうか。

■モバイルインターネット業界の基礎知識

人気を集めるモバイルコンテンツにも変化の波
モバイルコンテンツ市場においては、音楽とゲームが大きな2本柱になっている。しかしその人気コンテンツは、時とともに移り変わっている。

■モバイルインターネット業界の基礎知識

行動、売れ筋、顧客単価--あらゆる面でPCと異なるモバイルECの世界
今回は、携帯電話による物販を中心とした、いわゆる「モバイルEC」について解説していく。その実態はPCのECビジネスと大きく異なっている。

フォト

企画特集

ネットと家電をつなぐチャレンジ「Life-X」
第一題:ライフログ・シェアリングサービス「Life-X」の第一印象は?
エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」
【第2回】メーカー/占いのコンテンツを作ってみた!

プロダクトレビュー

メンバーズレビュー