The Seattle Timesの報道によると、MicrosoftはXbox携帯端末のフルラインを準備中であるという。最初の端末は2006年末に公開されるとみられている。
どうやらMicrosoftのバイスプレジデントJ Allard氏は「Star Blazers(英語版『宇宙戦艦ヤマト』のこと)」のファンであるか、さもなければギリシャ神話に傾倒しているようだ。The Seattle Timesの7月10日付けの記事によると、Allard氏は、「Argo」という開発コードをもつ秘密プロジェクトを率いているという。Argoとはギリシャ神話に出てくる船の名前であるとともに、Star Blazersに出てくる宇宙船に付けられていた名前でもある。
そしてArgoは今回、Allard氏が秘密裏に進めるXbox携帯端末プロジェクトに対するコード名にもなったというのである。以前にSan Jose Mercury News、New York Post、Bloomberg newsが、 Microsoftではマルチメディア携帯端末の準備を進めていると報道していた。さらにThe Timesの記事は、Argoプロジェクトでは単一のハードウェア機器だけでなく、複数種類の携帯端末の準備が進められていると報じている。
またThe Timesでは、「現在開発されているのは、実はXboxブランドのデジタルメディア製品のフルラインであり、メディアを再生する機器、ソフトウェアメディアプレーヤー、そしてオンラインメディアサービスが含まれている」としている。
同紙はさらに、「プロジェクトに近い筋による情報」を引用し、全てのXbox機器が、Nintendo DSやSony PlayStation Portableと同様にWi-Fiに対応しており、最初の製品は2006年末までに登場すると伝えている。The Timesは、最初の詳細が7月27日に開催されるMicrosoftの毎年のアナリスト会合において発表されるとみているが、これについては現在、正式に確認されていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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