ソニーは、高品位映像の再生や録画が可能なBlu-ray Discドライブ搭載のノートPCを来週発売する予定だ。
「Sony VAIO AR Premium」は3500ドルで発売される予定。同ノートPCにはBlu-ray Discドライブの他に、Intel Core Duoプロセッサ、1Gバイトのメモリ、17インチのスクリーンなどが搭載され、Blu-ray Discフォーマットの映画「House of Flying Daggers」のDVDも同梱される予定だ。ソニーは現在、自社のサイトで同ノートPCの先行予約を受け付けている。
Blu-ray Disc対応のDVDバーナーを搭載したVAIO ARの価格は1800ドルから。
Blu-ray Disc対応のノートPCが発売されることで、次世代DVD規格をめぐる戦争が本格化することになるだろう。2006年6月末までに、同社はBlu-rayドライブ搭載のデスクトップ型PC「RC300」もリリースする予定だ。
ソニーの関係者は、同社のBlu-ray Discプレイヤー「BDP-S1」の先行予約受付を8月15日に開始すると述べた。ソニーは薄型スクリーンTV「Bravia」の新シリーズおよびプロジェクションTV「GRAND WEGA」を8月末から9月初旬にかけて発売する予定で、これにあわせてBDP-S1も発売されると見られている。
BDP-S1は当初、7月に発売される予定だった。
以前の勢いを取り返そうとしているソニーは、Blu-ray Discプレイヤーを「PLAYSTATION 3」ゲームコンソールにも搭載する予定だ。同ゲーム機の価格は499ドルからとなっており、発売は2006年の後半以降となる見通しだ。
ソニーやPhilips、Samsungなどは映画の再生、保存、録画するための次世代DVD規格としてBlu-ray Discを支持している。Blu-ray DiscはライバルのHD DVDのディスクよりも保存容量は多いが、価格はHD DVDよりも高い。
東芝は既に500ドル以下の価格でHD DVDプレイヤーを発売している。アナリストらは、両規格のプレイヤーおよびディスクの価格は時間の経過とともに下がるだろうと予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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