サンフランシスコ発--Hewlett-Packardが、一般の人でもプロ写真家のような仕上がりを楽しめるようにする取り組みを進めている。これであなたも次のAnsel Adamsになるか、あるいはパパラッチの仲間入りを果たすことができるかもしれない。
同社は米国時間5月31日、個人向けのプリンタ、デジタルカメラ、イメージ関連製品を2006年末までに100種類以上投入していく意向を明らかにした。HPのPrinting and Imagingグループでエグゼクティブプレジデントを務めるVyomesh Joshi氏によると、これらの商品は、アートスクールに通ったり、難しい技術マニュアルを読んだりしなくても、家庭の一般ユーザーが簡単に写真を印刷したり、加工したりできるようにすることを目的に開発されるという。
プリンタやデジタルカメラ、周辺機器に関するこの計画は、サンフランシスコで同日に開催された同社のイベント「Imaging and Printing Conference」で明らかにされた。
31日に発表されたプリンタは、高品位の写真プリンタが備えていたパフォーマンスを、手ごろな値段で提供するものだった。例えば「D7360」は、4インチ×6インチの写真を12秒で印刷できるのが特長で、199ドルで販売されると同社は述べた。
メガピクセルカメラの値下げも発表された。例えば、「PhotoSmart E427」は6メガピクセルの画素数に対応するほか、5倍デジタルズームレンズを搭載して129ドル。2006年9月に発売される。
新製品の投入により、インクなどのプリンタ関連製品の販売が促進されるであろう、とJoshi氏は述べる。HPは、プリンタそのものの販売による利幅を薄く設定し、関連製品で利益をあげている。
商品の価格や仕様、発売時期に関する詳細は、同社のイベント情報が掲載されたウェブサイトに記載されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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