Microsoftは米国時間5月30日、Mac用のワイヤレスキーボードとマウスを正式に公開した。これにより同社はまた、Apple Computer製品と互換性のある製品ラインアップを拡充したことになる。
同社は2006年1月のMacworldで、キーボードとマウスをセットにした「Wireless Laser Desktop for Mac」のデモを行っていた。このワイヤレスキーボードにはComfort Curveと呼ばれるデザインが採り入れられている。また、キーボードのレイアウトはMacに対応したものとなっているほか、Microsoftのチルトホイール技術を備えたワイヤレスマウスが付属する。
MicrosoftはこれまでMac対応製品で成功と失敗を繰り返してきたが、今回のMac用ワイヤレスキーボードとマウスは成功するだろうというのが、アナリストの見方だ。
コンサルティンググループCreative Strategiesの社長Tim Bajarin氏は「エントリーレベルシステムのMac miniにはマウスもキーボードも付属していないため、Microsoftなどのサードパーティーサプライヤーがこの市場を狙うのは理にかなう。Steve Jobs氏はMac miniを発表するにあたり、どのサードパーティー製マウスやキーボードでも使えることを明言している」と述べた。
Microsoftのハードウェアグループでは、Apple製コンピュータとも互換性のあるキーボードとマウスの販売がビジネスの大半を占めていると、Bajarin氏は付け加えた。
Jupiter ResearchのアナリストMichael Gartenberg氏の指摘によると、Microsoftは、Windows製品をMac向けに単純にパッケージングし直すのでなく、Mac向けの製品をApple製品のユーザーに合わせてデザインすることを数年がかりで学んだのだという。
「Wireless Laser Desktop for the Mac」は2006年夏に発売される予定である。小売販売価格は99ドル95セントになる見通し。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」