任天堂は、同社の次世代ゲーム機「Wii」の価格について、米国では250ドル、日本では220ドル(2万5000円)以上にはならないと発表した。
同社の見通しによると、Wiiは2006年第4四半期から2007年3月末の間に、全世界で合わせて600万台が出荷されるという。
Wiiは、ゲーム機としての性能ではMicrosoftのXbox 360やソニーのPlayStation 3に及ばないものの、ユニークなコントローラを搭載することから、ゲームマニアに有力な購入候補としてマークされている。
任天堂は、今月開催された「Electronic Entertainment Expo(E3)」で、Wiiのコントローラを初めて公開した。
Wiiのコントローラには、通常のコントロールボタンに加え、モーションセンサも備わっていることから、これをライトセーバーや刀、あるいは野球のバットのように振り回して、操作することも可能になっている。
「ウィー」と発音する奇抜な名前には一部から批判が出ていたものの、それでもWiiはE3で意外な人気を博した。
任天堂はE3では価格や発売日を公表しなかった。
一方、ソニーはE3に合わせてPS3の価格と発売日を発表した。それによると、60Gバイトのハードディスクを搭載するバージョンが599ドル、20Gバイトのバージョンが499ドルになるという。また、MicrosoftのXbox 360は、299ドルのバージョンと399ドルのバージョンが発売されているが、同社はなかなか需要に応えることができず、潜在的な顧客と自社株主の両方を苛立たせている。同社は3月に、Xbox 360の増産を発表していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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