富士通と富士通研究所は5月16日、携帯電話に適用可能な耐衝撃性を持つ植物性プラスチックを発表した。同プラスチックの開発には、東レも協力している。
3社は、トウモロコシなどを原料とするポリ乳酸とガラス転移温度の高いポリカーボネートをポリマーアロイ化する際、相溶性を向上させ、材料同士の混ざりやすさを高めた。
その結果、従来よりも微細な構造の形成に成功し、耐熱性と成形性は従来品と同等でありながら、1.5倍高い耐衝撃性を持つ植物性プラスチックを実現できたという。
また耐衝撃性が高くなったことから、富士通と富士通研究所は「携帯電話を始め、さまざまなモバイル機器への適用が可能」としている。
富士通は、この植物性プラスチックを適用し、携帯電話の筐体を試作した。試作品は、5月18日から19日に東京国際フォーラムで開催する富士通フォーラム2006に出展する。
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