NTTドコモは3月6日、FOMAシリーズの最廉価モデル「SIMPURE(シンピュア)」シリーズを開発したと発表した。発売時期は、4月以降。価格は1万円程度と現在のFOMA70xシリーズよりも抑えたものになるとしている。
発表されたのは、NEC製の「SIMPURE N」とLG電子製の「SIMPURE L」の2モデル。どちらもiモード、iモードメール、カメラ、iモーション、テレビ電話、iアプリに対応している。海外でのiモードやiモードメールが利用できる国際ローミングサービス「WORLD WING」にも対応。海外渡航者向けの2台目としての需要も取り込みたい考えだ。ただし、iアプリの容量は20xもしくは504iシリーズ相当と少なく、着モーション、Flash、キャラ電、Felicaなどには対応していない。
SIMPURE Lは、130万画素のカメラを搭載しており、メイン液晶は約2.0インチ。海外対応モデルらしく、世界約50都市の日時を確認できる「世界時計」や、待ち受け画面に日本と任意の都市の時刻を表示できる「デュアルクロック表示」に対応。SUMPURE Nは、92×44×19.2mmとFOMA最小サイズであるのが特徴だ。日本語入力システムのATOKと予測入力機能のAPOTを搭載。メイン液晶は約1.9インチとなっている。
NTTドコモでは、第3世代(3G)携帯電話としてフラッグシップモデルのFOMA90xシリーズ、スタンダードモデルFOMA700xシリーズを展開している。現在、PDCとFOMAのユーザー割合としてはFOMAが40.5%、PDCの50xシリーズが31.4%、20xシリーズが20.2%という。より安価な端末を導入することで、まだ半数を占めるPDCからFOMAへの移行を促進したい考えだ。
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