Apple Computerが、Intelプロセッサを搭載したラップトップの出荷を正式に開始する。この「MacBook Pro」には発表時よりも高速なチップが搭載されている。
MacBook Proは今週から、自社の小売店舗や、オンラインから予約注文を受け付けていた顧客に向けて出荷されると、同社のDavid Moody(Macハードウェア製品マーケティング担当バイスプレジデント)が明らかにした。Appleの最高経営責任者(CEO)Steve JobsがMacBook Proを公開したのは、1月のMacworld Expoだったが、今回出荷になった製品の仕様は発表時のものとは若干異なっている。
同社は1999ドルと2499ドルの2つのモデルを発表したが、当初1999ドルのモデルには1.67GHzのIntel Core Duoプロセッサを、また2499ドルのモデルには同プロセッサの1.83GHz版を採用するとしていた。しかし、同社は今回1999ドルのモデルに同プロセッサの1.83GHz版を、2499ドルのモデルには同プロセッサの2GHz版を搭載している。さらにAppleのウェブサイトによると、2499ドルのシステムには300ドルの追加料金で、プロセッサを2.16GHz版に変更することも可能だという。
なお、より高速なプロセッサに変更したことで生じる追加コストを、IntelとAppleのどちらが吸収するかについては、Moodyはコメントを控えた。
Intelの価格リストによると、1.83GHz Core Duoプロセッサの価格は1.67GHz版より53ドル高く、また2GHz版の価格は1.83GHz版より129ドル高い。しかし、Appleがアップグレードオプション価格を300ドルに設定している2.16GHz版の価格は、2.0GHz版に比べて214ドル高いだけだ。ただし、これらの価格は1000個発注時の価格を示しており、Intelの大口顧客は個別に価格交渉を行うことが多い。
現在オンラインのApple Storeでは、MacBook Proの納品時期を3〜4週間後としている。Moodyによると、2499ドルのシステムは今週出荷が開始され、1999ドルのシステムは来週出荷開始となるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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