Dell(本社:テキサス州ラウンドロック)は米国時間16日、ノートPC用バッテリ3万5000個のリコールを発表した。内訳は、米国で販売されたものが約2万2000個、海外で販売されたものが1万3000個となっている。
リコールされたバッテリは、2004年の10月5日から2005年10月13日にかけて販売された同社のノートPC「Latitude」「Inspiron」ならびに「Precision」モバイルワークステーションの複数のモデルに付属していたもの。
これらの製造国は日本や中国で、前述の期間中には交換用バッテリとして99〜179ドルで単体販売も行われていた。
米国消費者製品安全委員会とDellでは、利用継続の具体的な指示がない限りは同製品の使用を即座に中止するよう消費者に注意を呼びかけている。
同社では、リコールしたバッテリが過熱し、テーブルや机の損傷および「身の回り品の軽微な損傷」につながった事例をこれまでに3件確認しているが、ケガなどの報告はないという。
Dellは顧客に対し、同社に連絡してバッテリのID番号を伝え、リコール対象かどうかを確認するよう呼びかけている。手元のバッテリが対象製品である場合は、Dellが無償交換に応じるという。
詳しい情報はDellのウェブページにある。
Dellは昨年、全世界で販売した約440万個のノートPC用ACアダプタをリコールしたが、これに比べると今回のリコールは規模が小さい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス