Microsoftの「Xbox 360」が先週デビューしてから数日間、ゲームファンサイトや主要メディアは、新型ゲーム機が抱える問題の報道でしのぎを削っていたようだ。
Xbox-Sceneなどのゲームサイトは、自分のXbox 360が過熱やクラッシュを起こしたオーナーからの怒りの書き込みであふれている。
しかし、今のところ消費者にとって朗報なのは、少なくともこの問題が全製品に共通したものでないことだ。専門家やリサーチアナリストによると、これらの問題を数値化する、または、影響範囲について明確に述べるには、時期尚早だという。だが、Xbox 360を入手できたコアなゲームマニアの大半は、非常に魅力的な新型ゲーム機に不満を訴えていないという。
Xbox-SceneのスタッフメンバーMichael Picaは、「近所に住む12人の友人が発売日にXbox 360を購入した。27日の日曜日には、自宅に大勢を集めてXbox 360のゲームを楽しんだ。欠陥Xbox 360のニュースについても話をしたが、問題があったという友人は1人もいなかった」と語っている。
Xbox 360で実際にどれだけの問題が発生していようと、11月22日の発売まで数カ月も宣伝が繰り広げられた後では、ちょっとした問題でも大ニュースになる。Microsoftは、Xbox 360が史上最高のゲーム体験を実現するとうたい、大半のゲームマニアが購入した「プレミアム」パッケージには399ドルという高額な定価を設定した。それらすべてが積み重なり、完璧な体験に対する期待が高まっていた。
Microsoftでは、ゲーム機の一部に何らかのパフォーマンスの問題があることを認めているが、これまでに寄せられた苦情の数は少ないという。
MicrosoftのXboxグループ広報担当Molly O'Donnellによると、「ユーザーの大部分」はXbox 360で問題に遭遇していないという。「ゲーム機が動かないといった報告は単発的にあるが、それらにはできる限りの対応している」(O'Donnell)
O'DonnellはCNET News.comに対し、ゲーム機で問題が発生したら、まずXboxのトラブルシューティングページを見て欲しい、と語った。このウェブサイトにある説明を読んでも問題を解決できない場合は、専用窓口に電話をし、ゲーム機回収用のパッケージを受け取って欲しいという。顧客が素早く手続きをすれば、Xboxは修理もしくは交換されて1週間以内に返却されるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」