アップルコンピュータは米国時間19日、新しい「Power Mac G5」デスクトップシリーズ、ノートPC「PowerBook G4」の15インチおよび17インチの新モデル、オールインワン・ポストプロダクション・ツール「Aperture」を発表した。
新しいPower Mac G5モデルはすべて、デュアルコアプロセッサ、新しいPCI Expressアーキテクチャ、NVIDIA社のQuadro FX4500を搭載し、より高性能なグラフィックスオプションを提供するものだという。最速モデルの「Power Mac G5 Quad」は、従来の最速モデルであるデュアルプロセッサ2.7 GHzのPower Mac G5と比べて、科学分野のベンチマークであるBioinformatics Benchmark System(BBSバージョン3)のゲノム配列の比較を最大で39%速く完了することができるという。日本でも、2.0GHzおよび2.3GHzのデュアルコアPowerPC G5プロセッサを搭載したPower Mac G5 Dualは本日より、デュアルコア2.5GHz PowerPC G5プロセッサ搭載のPower Mac G5 Quadについては11月上旬より発売される。標準システム構成時の価格は、2.0GHz Power Mac G5 Dualが24万4800円 (本体価格 23万3143円)、2.3GHz Power Mac G5 Dualが29万9800円(本体価格 28万5524円)、Power Mac G5 Quadが39万9800円(本体価格 38万0762円)。
PowerBookには15インチおよび17インチの新モデルが追加された。従来よりディスプレイの高解像度化が計られ、バッテリー駆動時間が最大1時間長くなっているという。新モデルは本日より販売される。標準システム構成時の価格は15インチPowerBook G4が24万4800円(本体価格 23万3143円)、17インチPowerBook G4が29万9800円(本体価格 28万5524円)。
「Aperture」は、プロのフォトグラファーが撮影後に必要なすべてを提供するために開発されたツール。Apertureでは、撮影した全ての写真を、複数のディスプレイ間に展開したり、複数の画像をタイル状に並べて簡単にそれらを比較/選択したりすることが可能だという。大きな画像ファイルをズームしたり移動させたりすることなく、画像の一部だけを拡大して細部を確認することも可能だ。Apertureは米国では、メーカー希望小売価格499ドルにて11月から販売される。日本での価格、発売時期は未定。
上記製品は米国で19日に発表された。米国News.comでの報道を含め、詳細な情報は随時アップデートしていく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス