スコットランド警察は、運転中の携帯電話の使用を禁止した法令が2003年12月に施行されても違反者が後を絶たず、2万人ものドライバーが検挙されたことを受け、取締強化に乗り出すことにした。
運転中の携帯電話の使用は法令で禁止されているが、スコットランド警察署長協会(Acpos)は、この禁止令を多くのドライバーがいまだに無視していると警告している。
英国全土で禁止令が軽視されている事態を憂慮し、違反者に運転免許からの3点減点や、より高額な罰金60ポンド(105.22ドル)を科すことが、新しい交通安全法で検討されている。
しかし、この法律が承認されるのは2006年以降になるため、Acposはスコットランドの8管区の警察と協力し、運転中の携帯電話の使用がいかに危険かを知らせる2週間の意識向上キャンペーンを開始した。
スコットランド警察は、問題の重要性を強調するために、禁止令を無視して検挙された運転者数を10月19日に公表することになっている。
RACとの協力で実施された最新の全国世論調査によると、運転中に携帯電話を使用することは、車間距離を十分にとらないことに次ぐ、最も迷惑な運転行為として挙げられたという。
「電話に気をとられて運転が散漫になると、死亡事故につながりかねない」と、Acposでこの問題の陣頭指揮をとっているIan Learmonthは声明のなかで述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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