NTTドコモは、2005年8月25日に国際標準規格に採用された高速赤外線通信方式「IrSimple」に世界で初めて対応し、従来機の約50倍の速度でデータ転送できるFOMA端末の試作機をシャープ(町田勝彦社長)と共同で開発した。
従来機はIrDA通信方式を採用し、赤外線によるデータ転送速度は約20Kbpsから約70Kbpsだった。対して、同試作機では約3.8Mbps以上を実現、約500KBのメガピクセル画像を約1秒で転送できる。これにより、携帯電話同士での電話帳や画像などの転送時間の短縮や大容量のデータ転送が可能になり、新たな用途での利用も期待できる。
IrDA通信方式との互換性をもち、従来のIrDA通信方式での通信も可能。また、同一サイズのファイル送信時の消費電力量はIrDA通信方式の約1/60のため、省エネ化のメリットもある。携帯電話に装着しているminiSDカード内データのダイレクト送受信も可能。
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