KDDIは9月6日、ディスプレイを搭載せず、機能を通話に絞った京セラ製のau端末「簡単ケータイS A101K」を10月中旬に販売すると発表した。
電話をかける際には通話ボタンを押してから電話番号を入力する。また、電話を受ける際には通話ボタンが光って押す場所を知らせる。電源はスライド式のボタンを採用した。同様のモデルとしては、ツーカーの「ツーカーS」があり、60歳以上の高齢者に人気だ。
ツーカーSと違う点は、ボタンを押すだけで登録した相手に電話をかけられるワンタッチボタンを3つ搭載した点だ。登録した相手の名前を書き込める専用シールも同梱する。
また、呼出音量の設定やマナーモードへの切り替えを簡単にできる呼出音量切替ダイヤルを背面に搭載した。呼出音量は大、中、なしの3段階で、音量を「なし」にするとマナーモードに設定される。なお、バイブレーション機能は設定音量に関わらず常に設定されている。
大きさは幅46mm、高さ125mm、厚み15mm、重さは78g。連続通話時間は約170分、連続待受時間は約270時間となっている。
KDDIは、ボタンと画面を見やすいように大きくした東芝製の折りたたみ端末「簡単ケータイ A5517T」も発表している。ディスプレイには2.4インチのQVGA液晶を採用し、発着信、発着信履歴、アドレス帳の文字は通常の4倍の大きさで表示される。
あらかじめ登録した相手には1ボタンで電話をかけられるペア機能を搭載した。また、GPS機能を用いて居場所を確認できる安心ナビ機能にも対応している。
大きさは幅50mm、高さ98mm、厚み26mm、重さは約113g。連続通話時間は約180分、連続待受時間は約270時間だ。130万画素のデジタルカメラを搭載する。発売は10月下旬を予定している。
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