NTTドコモは8月2日、FOMAの廉価版となる701iシリーズ3機種を発表した。また、三洋電機製のGPS端末や、人工皮革で本体を覆った企画型端末「DOLCE(ドルチェ)」も披露した。8月より順次販売を開始する。
701iシリーズは901iシリーズの廉価版という位置付けで、非接触ICチップの「モバイルFeliCa」を搭載しないなど、機能を抑えたFOMA端末となっている。今回発表されたのは、パナソニックモバイルコミュニケーションズ製のP701iD、三菱電機製のD701i、NEC製のN701iだ。
P701iDはドコモとパナソニックが、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏と共同で開発した。佐藤氏はロッテのミントガムシリーズや明治乳業の「おいしい牛乳」などの商品をデザインしたことで知られている。
スクウェアタイプのつや出しモデルとラウンドタイプのつや消しモデルの2種類の形状があり、それぞれに白、黒、コーラルの3色を用意した。SDカードに保存した楽曲を再生する「SDオーディオプレイヤー」機能を搭載している。
D701iは着信メロディや通話中の声の大きさによって光り方が変わる「エモーショナルイルミネーション」機能を搭載した。N701iは待受け画面やメニューアイコンなどの画面を一括でDisneyのキャラクター画像に変えられる機能を備えている。
いずれもFlashを使った自動情報配信サービス「iチャット」に対応する。
このほか、iチャットに対応しない新機種も2つ発表された。FOMAでは初めてGPSを搭載した三洋電機製の「SA700iS」と、シャープ製のDOLCEだ。
SA700iSはナビゲーションソフトの「かんたんナビ」を搭載し、目的地までのルート検索ができる。また、自分が今いる地域の情報がわかるサービス「iエリア」と組み合わせてより詳しい位置情報を利用でき、検索した店舗を現在地から近い順に並べるといったことが可能になる。
DOLCEは人工皮革を使って高級感を出した「大人ケータイ」(ドコモ)だ。ボタンを押すだけでディスプレイの視野角を変えられる「VeilViewモバイルASV液晶」を搭載した。ボタンの文字が大きく、1ボタンで電話がかけられる機能など、「らくらくフォン」と同じ機能も備えている。DOLCEは8月5日から販売を開始する。
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