日立製作所は7月19日、鏡に画像や映像を重ねて表示できるディスプレイ「Miragraphy」を発表した。発売は9月30日からで、レストランや店舗、駅、空港などへの設置を想定している。
Miragraphyは、内側に拡散フィルムを貼り付けたハーフミラーを備え、プロジェクタからの映像を投射して鏡の表面に文字情報や映像を表示する。映像は、床から高さ1160mmの位置に、縦375mm、横500mmのサイズで現れる。
人感センサーを内蔵しており、人が近づくとそれに合わせてメッセージを表示したり、映像コンテンツを最初から再生したりすることができる。インターネットに接続すると、天気などの情報も表示可能だ。また、オプションのミューチップやICカード、バーコード用リーダーを使えば、商品タグなどを近づけると関連する情報を映し出すこともできる。
標準構成では、複数の静止画(JPEG)に効果を施して順番に表示したり、Flashムービーを表示したりする。オプションで、インターネット接続によるウェブページ表示、テレビ映像やMPEGムービー再生、カメラとの連携といった機能もある。大きさは、高さ1775mm、幅600mm、奥行き430mm。重さは約120kg。消費電力は320W。
同社は、7月20日から21日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されるHITACHI uVALUEコンベンション2005に、Miragraphyを出展する。
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