Lions Gate Entertainmentは米国時間4日、ソニーの携帯型ゲームプレイヤーPlayStation Portable(PSP)向けに、映画をUniversal Media Disc (UMD) フォーマットでリリースすると発表した。ソニーグループ以外の映画会社がUMDメディアフォーマットをサポートするのは、今回が初めて。
Lions Gateの広報担当は、UMDフォーマットの映画作品を発売する時期について、PSPが北米で発売された直後と述べる。第一弾として、「House of the Dead(邦題:ハウス・オブ・ザ・デッド)」「SAW(邦題:ソウ)」「Total Recall(邦題:トータル・リコール)」「Step Into Liquid(邦題:ステップ・イントゥ・リキッド)」などが提供される。PSPの北米での発売日は3月24日になっている。
Lions Gateの社長Steve Beeksは声明のなかで「Lions Gateはこれまで、ホームエンターテインメント分野で有用な技術が登場すると、即座にそれを取り入れてきた。PSPは実に優れたマシンだ。やがて多くの人がこのマシンを使って映画コンテンツを楽しむようになるだろう。われわれは、PSPの発表当初から、PSPプラットフォームに広範なコンテンツを配信する準備を進めてきた」(Beeks)
ソニーは2004年にPSPの計画を明らかにし、アナログ音楽に対してWalkmanが果たしたのと同じ役割をデジタルメディアで果たす画期的なマシンとして、これを位置付けた。PSPは、UMDメディアフォーマット対応のほかにも、無線ネットワーク機能を内蔵したり3Dグラフィック機能を搭載したりするなどの特徴をもつ。
ソニーはPSPを主にゲーム機として売り出している。しかし、PSPをマスマーケットでヒットさせたいと考える同社にとって、映画が重要な鍵を握るようになっている。ソニーは、北米市場での発売にあわせて、UMDフォーマットの「Spider-Man 2」を同梱したパッケージも用意する。
ソニーはまた、日本のコンテンツパートナー数社とも契約しており、各社からアニメやミュージックビデオが提供されることになっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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