スマートワイヤレス、暗闇でも認識可能な赤外線による顔識別システムを開発

ニューズフロント2005年02月21日 10時37分

 スマートワイヤレスは、赤外線による顔識別システム「ProFacer FaceGuard-IR」を開発した。同社が2月18日に明らかにしたもの。照明の影響を受けずに顔認識が可能で、明かりの全くない環境下でも顔を識別できる。

 同社は、「従来の顔認証技術は照明の影響を受けやすく、顔データを登録した際の環境と異なる環境での認証は難しい」と説明する。「顔写真をカメラにかざすと人間と誤認識するほか、一卵性双生児の識別が難しいといった問題もある」(同社)

 ProFacer FaceGuard-IRは、赤外線を利用することで、照明に影響されない安定した顔識別を実現した。認識精度が高く、顔写真をかざしても誤認識しない。さらに、識別用の顔画像は独自テンプレートデータに変換して保存するので、情報が漏えいしても登録者は特定されない。

 同技術の適用分野としては、高いセキュリティを必要とする施設における入退出管理、次世代ホームセキュリテイ向け認証装置、ハンズフリー認証が必要とされる物流センターや倉庫での監視などが想定されている。

スマートワイヤレス

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]