ルネサス テクノロジ(長澤紘一会長兼CEO)とSymbian Ltd.(本社・ロンドン、CEO:David Levin、日本法人・久 晴彦社長)は2月14日、シンビアンのデータ対応携帯電話向け標準OSのSymbian OSが、ルネサス テクノロジの3G携帯電話プラットフォームをサポートすることで提携したと発表した。
ルネサス テクノロジは現在、GSM/GPRS/W-CDMA通信機能を担う3GベースバンドLSIと、3G携帯電話に必要とされる高度なマルチメディア処理機能を担うアプリケーションプロセッサを統合したデュアルモード通信対応ワンチップLSIを、NTTドコモと共同開発している。このLSIと、RF ICやHPAモジュールなどのモデム機能、プロトコルスタックやミドルウェア、ドライバ、Symbian OSなどのソフトウェア群を統合して、3G携帯電話プラットフォームを提供。両社の次世代携帯電話分野での実績と技術力を結集させることで、3G携帯電話市場での普及促進を目指す。
シンビアンのSymbian OSは、オープンな標準OSとして、すでに2000万台以上の携帯端末に搭載されている。高い搭載実績をもつSymbian OSを移植したプラットフォームを携帯電話端末メーカーに提供することで、メーカーは携帯電話端末の小型化・差別化と開発時間・コストの低減を両立できる。3G携帯電話プラットフォームは、ルネサス テクノロジのデュアルモード対応ワンチップLSIの量産に合わせ、06年第2四半期から提供する予定。
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