ソニー米国法人は米国時間11日、PlayStation Portable(PSP)で再生可能な映画タイトルを追加する計画を発表した。同社はこの取り組みを通して、PSPのマルチメディア端末としての地位を確立する狙いだ。
Sony Pictures Home Entertainmentは、アクション映画の「XXX」「Hellboy」「Resident Evil 2」「Once Upon a Time in Mexico」を、Universal Media Disc (UMD) 版でリリースすることを明らかにした。UMDとは、PSPで採用された新しい光ディスクフォーマットのことで、これらの作品のUMD版は、PSPの北米発売から数週間後の4月中旬に発売される予定だ。同社の発表によると、これらの作品を皮切りに、同社は毎月UMDフォーマットの映画タイトルをリリースしていく計画だという。
同社は昨年PSPの計画を明らかにし、アナログ音楽に対してWalkmanが果たしたのと同じ役割をデジタルメディアで果たす画期的なマシンとして、これを位置付けた。PSPは、UMDメディアフォーマット対応のほかにも、無線ネットワーク機能を内蔵したり3Dグラフィック機能を搭載したりするなどの特徴をもつ。
ソニーは、PSPを主にゲーム機として売り出しているが、同時に音楽/動画再生装置として売り込むことにも徐々に力を入れ始めている。同社は先ごろ、PSPを北米市場で3月24日に発売すると発表したが、このパッケージにはUMD版の「Spider-Man 2」がバンドルされる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」