経営難に陥っているTransmetaは米国時間21日、経営支援を受けるべく戦略パートナー探しを進めていることを明らかにした。
数年前から四半期毎に2000万ドル以上の赤字を出してきている同社だが、Intel互換プロセッサ開発事業からの撤退の可能性については発表はなかった。
同社は今後130ナノメートルのEfficeonチップについては製造を中止し、Crusoeおよび90ナノメートルのEfficeonプロセッサの製造に専念して、重要製品の需要に応えていくことになる。
Transmetaはまた、チップの製造継続と、知的財産のライセンス供与戦略拡大に向けた支援を受けるため、最低1社のパートナーと提携する必要があることも明らかにした。同社は、サンフランシスコの投資銀行Perseus Groupと協力して、候補となる企業の選定を進めている。
TransmetaのCEO、Matthew Perryは電話会議のなかで、「われわれの意向を伝えて顧客を安心させたい。われわれは直接もしくは何らかの形の戦略的コラボレーションを通じ、顧客の中・短期的ニーズに応えていくつもりだ」と述べ、さらに「事業モデル全体を改善すべく直ちに継続的な行動も起こしていく」とした。
従業員の削減も早ければ3月末に始まる可能性がある、と同社は付け加えた。営業担当バイスプレジデントArt Swiftによると、最悪の場合は社員の大半が解雇される可能性があるという。同社は声明のなかで、同社の現金残高が5300万ドルであることを明らかにした。
組織再編と並行し、Transmetaは、ある国際的な家電メーカーが同社のLongRun2技術ライセンスを受ける契約に署名したことを明らかにした。これにより、同社からライセンスを受ける企業の数は合計3社となった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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