ラスベガス発--東芝の幹部が新製品計画を発表した。それによると、同社は次世代型のDVDレコーダーを今年中に発表する予定だという。
Consumer Electronics Show(CES)の開催を目前に控え、同社の幹部は米国時間5日、HD DVD/DVD/CD対応のレコーダーを今年の第4四半期には提供開始する予定であることを明らかにした。価格は約1000ドルになる予定。HD DVDとは、青色レーザーを使うDVD記録技術で、最大30Gバイトまでデータを格納できる。東芝によると、ディスクにはインタラクティブコンテンツやゲームなどを保存することもできるという。
現行のDVD規格に代わる次世代ディスク規格として標準の座を勝ちとろうと、現在、Blu-ray DiscとHD DVDの2つの規格が対立している。東芝、NEC、三洋電機などはHD DVD規格を支持し、ソニー、Hewlett-Packard(HP)、DellらはBlu-ray Disc規格を支持している。
「HD DVD規格が業界標準とまだ決まったわけではないが、私はBlu-rayよりもHD DVDの方が優れた技術であると確信している」と東芝上席常務デジタルメディアネットワーク社社長の藤井美英氏は述べた。
アナリストらは当初、DellやHPなどのPCメーカーが支持を表明したことから、Blu-ray Disc陣営の方が有利な位置につけていると見ていた。しかしHD DVD陣営は先ごろ、Paramount PicturesやUniversal Studios、Warner Bros. Studios、Time Warner傘下New Line Cinemaといった映画会社からの支持を獲得している。
その後、DisneyはBlu-ray Disc陣営のサポートを表明している。
東芝の幹部は同日、次世代薄型ディスプレイパネルSEDを搭載したテレビを2006年の第1四半期に出荷する計画であることも発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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