Dellは米国時間8日、1998年9月から2002年2月にかけて全世界で販売した、合わせて約440万台のノートPCに付属するACアダプタをリコールすると発表した。
このアダプタはLatitude、Inspiron、およびPrecisionの各シリーズとともに出荷されたほか、単品としても販売された。同製品の製造元はDelta Electronics(本社:台北)。
今回のリコールを受け、米消費者製品安全委員会(CPSC)は対象となる製品のユーザーに対し、Dellと連絡を取るよう呼びかけている。Dellは、リコール対象の電源アダプタを所有する顧客に無償で代替品を送付するとしている。
リコールされた電源アダプタには、過熱による発火や感電の危険がある。Dellは7件の過熱事故を報告しているが、ケガなどの報告はない。同社ではこのリコールプログラムのためにウェブサイトを開設している。
同社は、以前にも電源アダプタで問題を抱えたことがある。今年の7月には、約3万8000台のノートPCに付属した電源アダプタコードの無償交換を行っているが、この時の対象製品はMobility Electronics(本社:アリゾナ州スコッツデール)が製造したものだった。
CPSCによると、今回のリコールでは99万本がリコール対象になっているという。しかしDellの関係者は、この数字は米国の消費者に販売された分しか反映しておらず、米国企業に販売された191万本や、海外に販売された150万本は含まれていないとした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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