ソニーは9月15日から17日までの3日間、年末商戦に向けた新製品を特約販売店向けに紹介する展示会「Sony Dealer Convention 2004」を開催している。会場では薄型テレビやDVDレコーダ、デジタルカメラなど約250機種が展示され、店頭での展示提案などが行われた。
クリエ「PEG-VZ90」(下)3.8型の有機ELディスプレイを搭載したPDA。商品化されたフルカラーの有機ELとしては「世界最大」(同社)という。液晶ディスプレイを搭載した「PEG-TH55」と比較するとコントラストの高さがわかる。有機ELは寿命の短さが課題とされているが、黒地に白の文字を表示することで発光素子の劣化を抑え、液晶と同等の寿命にした
という。9月25日発売予定で、市場推定価格は9万5000円前後。
サイバーショット「DSC-M1」510万画素の静止画撮影と、長時間のMPEG4動画記録が可能なデジタルカメラ。1Gバイトのメモリースティックを利用した場合、最長8時間23分の動画が撮影できる。11月19日発売予定で、市場推定価格は6万3000円前後。
PSX「DESR-7500」DVDレコーダのスゴ録で搭載されていた、ユーザーが設定したキーワードに合う番組を検索して自動で録画する機能を新たに採用した。12月上旬発売予定で、250GバイトHDD搭載モデルの場合、市場推定価格は9万円前後。
デジタルHDビデオカメラ「HDR-FX1」民生用としては「世界初」(同社)という、1080i方式でのハイビジョン映像が撮影できるデジタルビデオカメラ。10月15日発売予定で、市場推定価格は40万円前後。
VAIO「type X」7基のテレビチューナー、1TバイトのHDDを搭載したPCの参考展示。地上・BS・110度CSデジタル放送に対応するオプションユニットと組み合わせることで、デジタルハイビジョン放送の録画も可能だ。2004年内の製品化を予定しており、現在は企画・開発中の段階だ。
グランドベガ「KDS70XBR100」米国で発売予定のリアプロジェクションテレビが参考出品されていた。独自開発のマイクロディスプレイデバイスSilicon X-tal Reflective Display(SXRD)を搭載している。大きさは70V型、解像度はフルHD(1920 x 1080)。2005年初頭に発売予定で、価格は1万ドル以下という。