ユーザーの旅行カバンを少しでも軽くすべく、ソニーはビデオカメラとしても使えるデジタルカメラを新たに発表する予定だ。
デジタルスチルカメラには、以前から基本的な動画撮影機能が付いていたが、ソニーは米国時間9日に発表するDSC-M1で、さらに上のレベルをねらう。
DSC-M1では撮影した動画がMPEG4形式で保存されるため、撮影可能時間が大幅に長くなっており、1Gバイトのメモリカードに約1時間分の高画質映像を記録することができるようになると、同社米国法人のMark Weir(デジタルカメラおよびフォトプリンタ担当プロダクトマネージャー)はいう。またMPEG4のビデオは通常のMemory Stickカードに映像を保存できるため、より高価なMemory Stick Proを使わずに済む。「われわれはメディアカードに関する負担をなくそうとしている」(Weir)
DSC-M1には、ユニークなハイブリッドのキャプチャーモードもあり、動画と高解像度の静止画を同時に撮影できる。Weirの話によると、このモードでは撮影した動画を一時的にバッファに蓄えておき、長さ8秒のビデオクリップの途中で静止画を保存する形をとるという。
同氏はこのDSC-M1について、ビデオカメラに代わるものではなく、入門者向けのデジタルカメラに新しいオプションを追加し、外出時に1台のカメラで済むようにしたものと説明している。「ビデオ撮影の機能もたくさんもっているが、メインとしては、あくまでデジタルスチルカメラとして機能するような製品を設計しようとした」(Weir)
ソニーはこのカメラの設計も変更し、ビデオ撮影を行いやすいようにしている。DSC-M1は縦型で、2.5インチの開閉式液晶画面が付属する。また5メガピクセルで3倍ズームレンズ付きと、デジタルカメラとしても平均的なスペックになっている。
このカメラは12月上旬までに約600ドルで店頭に並ぶ予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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