Bakerは、AMDが米国の小売販売店でデスクトップ機のマーケットシェアを数カ月前から伸ばしてきたが、ノートPCでは逆にシェアを落としていると話している。ベンダーのマーケットシェアは月々の販売プロモーションの有無でも上下するが、価格も一因だった、と同氏は話す。
AMDは、4月には米国の小売PC市場で40%のシェアを確保していた。対するIntelは、57%をわずかに上回るシェアだった。ところがIntelは、78%のシェアを確保してノートPC市場を独占し、対するAMDのシェアは19%しかなかった。NPD Techworldによると、全体では米国の小売市場でIntelは65%、AMDは32%強というシェアだった。
Mercury Researchによると、第1四半期も同じく、全体ではAMDのマーケットシェアが14.9%、Intelが83.6%だったという。
ここ最近、デスクトップの平均小売価格はディスプレイ抜きで725ドル前後を推移しており、ノートPCは1300〜1400ドルとなっている。ところが、各種キャッシュバックキャンペーンを利用してノートPCが699ドルのレベルになると、「凄まじい売れ行きになる」とBakerは話す。
Mahonyは、Sempronの具体的な詳細についてはコメントできなかったが、同チップの販売には、過去にDuronやIntelのCeleronといったチップで利用してきたものと同じやり方--つまり、パフォーマンスや機能を上級機種より抑えて、チップの価格を低く設定するという方法が使われると見ている。
そのため、Sempronは、たとえば2500+のような低いモデルナンバーになると見られている。ちなにみ現在Athlon XPsは最高で3200+, またAthlon 64sでは3800+が最高となっている。SempronはまたAthlon XPよりキャッシュの容量が少なく512Kビットであり、またAthlon 64の64ビット対応機能も搭載しない。
Sempronの価格は、IntelのCeleronチップと張り合うものになると見られている。そのため、たとえばSempron 2500+の値段は2.5GHzのCeleronとほぼ同じになるだろう。現時点で、デスクトップ用のCeleronは69ドル(2.2GHzモデル)から117ドル(2.8GHzモデル)となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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