日亜化学工業とソニーは、青紫色レーザーダイオードの光ディスク記録再生用途における特許クロスライセンス契約を4月9日に結んだ。4月22日に両社が明らかにしたもの。
青紫色レーザーダイオードは、家庭におけるハイディフィニション映像のデジタル録画を可能にするBlu-rayディスクシステムやXDCAMなどの記録再生に用いられる波長405nmの半導体レーザー。両社は2002年12月に、青紫色レーザーダイオードの開発と需要開拓の加速を目的として両社が所有する技術を相互に活用する方向で合意に達しており、光ディスク記録再生用青紫色レーザーダイオードの共同開発を進めてきた。
今回のクロスライセンス契約で、光ディスク記録再生用途で両社が所有する青紫色レーザーダイオードに関するすべての特許について、無期限・無制限の利用を相互に可能にする。対象となる特許件数は、日亜化学工業側が約500件、ソニー側が約300件。
クロスライセンス契約により、ソニーも青紫色レーザーダイオードを量産できるようになり、供給の安定化が図られるとしている。
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