三菱マテリアルとフェニックスは、非接触ICタグ(無線ICタグ:RFID)の発行に対応するプリンタ「マルチRFIDプリンタPX475シリーズ」を共同開発した。両社が4月14日に明らかにしたもの。同プリンタを使用すると、さまざまな形態のRFIDへの印刷が可能になる。
RFIDは用途によって形状や材質が異なるので、1台のプリンタで複数種類のRFIDに印刷などを行うことは難しいという。それに対し、同プリンタは、連続ラベルやカード型タグ、特殊サイズ単票タグなどさまざまなRFIDに対して連続データエンコードと表面印字記録を同時に処理する。
熱転写印字、感熱印字、ロイコ層対応リライト印字など複数の印字方式に対応しており、用途に応じて適切な方式を選択できる。さらに、金属上でも動作可能なオンメタルタグや耐熱タグなど、特殊な形状や材質のタグに対してもデータエンコードと印字が行える。
当初、標準で対応するRFIDは三菱マテリアルのBitTagカードタグ/ラベルタグだが、ISO15693準拠チップを搭載したタグにも対応する。
税込み価格は84万円から。同日より販売を始める。
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