StarbucksとHewlett-Packard(HP)が、音楽を中心に据えたコーヒーショップの運営に共同で乗り出そうとしている。それぞれ成長の可能性を模索していた両社が手を組んだ格好だ。
カリフォルニア州サンタモニカの第1号開店時には、Starbucks会長のHoward Schultzと、HPのCEO(最高経営責任者)Carly Fiorinaの両氏が立席することになっている。「Hear Music Coffeehouse」と呼ばれるこの店舗は、今年さらに何件かがオープンすることになると、Starbucksのウェブサイトでは説明されている。
顧客はこのコーヒーショップで、デジタルライブラリから自分の好きな楽曲を選んでCDに焼くことができる。店内には音楽試聴機器と並んで、HPのTablet PCが設置されるという。
両社によると、出店予定地やサービス・製品の価格については、3月16日に行われる記者会見の席で明らかにするという。
StarbucksもHPも、それぞれの事業を補完する方法として、これまでに何度かデジタル音楽を目を向けたことがあった。
Starbucksは、Wi-FiアクセスプロバイダのT-Mobile USAと組んで、ワイヤレスネットワークを介した音楽ダウンロードサービスを提供している。また、このところ家電市場への進出を進めているHPは、今年はじめにApple Computerと提携し、携帯音楽プレイヤーのiPodを再販すると発表した。HPは、今年夏までに自社PCへのiTuneのプリインストールと、iPodの再販を開始すると見られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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