米Microsoftが、縦だけでなく横方向にもスクロール可能なホイール付きマウスを発表すると、英BBCが報じた。
この新型マウスは来月発表される予定。なお、同社のライバルである、周辺機器メーカーの米Logitechでは、同種の製品を発売する予定はないという。
グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)の効率の悪さは、かなり前からユーザーの研究で指摘されており、長年、ツールバー・メニュー周辺のショートカットも使えるようになっている。大半のアプリケーションではホットキーが設定されており、それにより、例えばスクリーン上のツールバーではなくキーボードからコマンドを実行することができる。
ただし最近は、マウスにショートカット機能を付加する傾向が強まってきており、Logitechをはじめ各周辺機器メーカーは、マウスにプログラムで制御可能なボタンを新たに付加することで、ウェブブラウザの「戻る」コマンドのような、頻繁に用いるコマンドをシングルクリックで簡単に実行できるようにしている。
ジャイロマウスを開発した米Gyrationは今年6月、Windows XP Media Center搭載パソコン専用の、ユーザーの手の動きを感知する無線リモコン兼マウス「Gyration Media Center Remote」を発表した。
このマウスは、MicrosoftのWindows Media Center(WMC)オペレーティングシステムに標準装備されている赤外線リモコンに替わる製品として開発された。
いっぽう、マウスジェスチャーは今やコンピュータを使って行うごく普通の作業にまで及んでいる。
マウスジェスチャー機能は、ノルウェーのOpera Softwareに採用されたことで一躍有名になったものだが、コンピュータアプリケーションで繰り返し行われるタスクを単純化させたいと考えているソフト開発会社の間で、徐々にこの機能を採用する動きが広がっている。
マウスジェスチャーとは、マウスを動かしてツールバーやドロップダウン・メニューにポインターを移動させ、これをクリックするといった面倒な操作を行わなくても、手首を動かすだけで簡単にコマンドを実行できるというもの。たとえば、ウェブブラウザのOperaの場合、前のページに戻りたい場合はマウスのボタンを押しながらマウスを左に動かすだけでよく、いちいち画面上部にカーソルを移動させ「戻る」ボタンをクリックする必要がない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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