Microsoftの新型ゲーム機に対応するスタイリッシュなビデオゲームの映像は、Xbox 360システムで動いているものではない。Microsoftは米国時間13日、Xbox 360のデモがAppleのマシン上で動いていることを正式に認めた。
「われわれはAppleのG5マシンを大量に購入したが、これは今後登場してくるXboxの製品やサービスを支える一部の技術をエミュレートできる特殊なハードウェアコンポーネントがこれらのマシンに搭載されているためだ」と、Microsoftの広報担当者は声明のなかで述べている。「これはあくまで暫定的な開発ツールで、将来はもっと強力で包括的なソリューションに置き換える」(同広報担当)
製品発表会で披露された現在のシステムは試作機で、完成品は年末までに北米、欧州、アジアの3つの主要地域で発売になると見られている。
Xbox 360の価格はまだ発表されていないが、Microsoft幹部らはロサンゼルスで今週開催されるE3ゲームカンファレンスまで明らかにしないと述べている。
20Gバイトのハードディスク、DVD-ROMドライブ、500MHzのATI製GPUなど、同ゲーム機の詳細は一部がすでに明らかにされているが、その他の点については同カンファレンス開催中に発表されることになる。また、年末までにはXbox 360向けに最大40本のタイトルが発表されるという。
同社によると、Xbox 360には、Appleのコンピュータと同じくIBMのPowerPCアーキテクチャをベースにしたチップが搭載されている。ただしXbox 360の場合は、3.2GHzの対称コア3基を採用しているという。Appleは1994年からPowerPCを採用しており、同社CEO(最高経営責任者)のSteve JobsはIBMのPowerPCチップファミリーに非常に満足していると述べている。
Microsoftは、初代XboxではIntel製チップを採用していたが、Xbox 360にはIBMのPower技術をベースにした独自のカスタムチップを積んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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