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AMD、廉価版チップ「Sempron」を今年後半に投入

2004/06/08 15:25
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 AMDは今年後半に「Sempron」と呼ばれるチップを投入するが、これは1000ドルを切るノートPCや549ドル以下で販売されるデスクトップPC向けの製品になるという。

 Sempronチップは世界的に販売される予定だが、AMDは詳しい技術情報や、チップが従来のDuron/Athlon/Athlon XPラインか、それともAthlon 64ラインに由来するのかについては明らかにしなかった。

 AMDとIntelは、いずれもシェア拡大を狙い、また高級チップの値崩れを防ぐ目的で、廉価版チップを販売している。1990年代後半に、IntelはPentiumをスケールダウンしたCeleronを発売し、AMDでもAthlonやAthlon XPチップの格安バージョンにあたるDuronを投入した。

 通常、廉価版チップは高級モデルと同じプロセッサコアを共有するが、上位機種に比べ動作速度やバスの速度が遅く、性能を向上させるキャッシュの容量も少ない。

 しかしながら、AMD製品の市場区分はここ数年間やや曖昧になっていた。同社はDuronの製造をいったんは中止したものの、その後中国市場の需要に応えるために製造を再開した。AMD関係者によれば、新しいDuronは現在南米でも販売されているという。

 米国や欧州では、同社はAthlon XPチップを主に中・低価格市場向けに販売し、ゲーマーやヘビーユーザーには、Athlon 64チップを販売している。そのため、Sempronチップを出すことで、AMDはAthlonチップをより収益性の高い市場向けに限定できるとみている。

 また、IntelとAMDは、新興市場だけを狙った、さらに安いチップの製造も検討しているという。詳細は明らかにされていないが、Intel社長のPaul OtelliniとAMD最高経営責任者(CEO)のHector Ruizはともに、それぞれの企業がこの課題に取り組んでいると語ったことがある。

 AMDはこれまでのチップ同様、名前をつけるにあたって高校のラテン語の教科書を参考にしたようだ。ラテン語で「semper」は「常に」を意味する。AMDは、この名前が毎日使われるチップを連想させると述べている。

 「semper」から派生した「sempra」という言葉は、ハリーポッターの呪文をかける場面で何度も使われているが、この点に関してはこれまでのところ問題は起こっていないようだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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