米デルからPentium M搭載のワイド画面ノートPC

 米Dellは、ワイド画面のノートパソコンInspironに手を加え、電源寿命を重視する顧客にアピールするように設計されたプロセッサを搭載した。

 同社は28日(米国時間)、Inspiron 8600の注文受付を開始した。Inspiron 8600は、Inspiron 8500と同じ筐体で、15.4インチの広角ディスプレイが搭載されているが、プロセッサがPentium 4-Mから省電力のPentium Mに置き換えられている。また、グラフィックオプションも拡張されている。

 Dellによると、Intelの新しいプロセッサを搭載することで、バッテリーの寿命が約4.5時間に延び、前のモデルと比べて30%改善された。また、さらに高性能のグラフィックカードNvidia GeForce FX Go5650(128MBのメモリ搭載)もオプションで追加もできるようになったという。。

 Inspiron 8600の発売開始時の価格は1699ドル。基本的な構成は、1.3GHzのPentium Mプロセッサ、15.4インチのWXGA(1280×800ピクセル)ディスプレイ、512MBのRAM、40GBのハードディスクドライブ、CD-burner/DVD-ROMドライブとなっている。

 しかし、Dellが提示する特別キャンペーンを利用すれば、小売価格の割引または構成の拡張が可能である。例えば、Dellのウェブサイトから注文すると、その場で250ドルのリベートがある。

 Inspiron 8600に搭載されているワイド画面もしくはワイドアスペクト比のディスプレイでは、2つの文書やウェブページを横に並べて見ることができ、またワイド画面用に作られたDVDの映画も見やすい、とDellでは説明している。

 Inspiron 8500や、Inspiron 8600モデルのような、ブランド力のあるメーカから販売されている15.4インチワイド画面のノートPCは少ない。HPのPresario x1000は同じような構成で、価格は1399ドルからだ。またEMachinesは、ノートPC M5310に、同様のディスプレイとAMD Athlon XP-Mプロセッサを搭載し、1199ドルで販売している。

 Dellは、今後2カ月程はPentium 4-M搭載のInspiron 8500の受注を続けるが、ゆくゆくは段階的にInspiron 8600へ移行すると述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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